かんぽ生命IPOが一番値上がりした理由

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かんぽ生命IPOが一番値上がりした理由は、売り出し株数が少なく、人気銘柄になったからです。郵政3社は、公開前だけでなく株式公開後も人気のため、何を買っても儲かったということですね。


(1)株式投資による資産運用

株式投資は、急激に株価が値上がりする銘柄が注目されており、10倍になった企業にはテンバガーという名前がついています。小型株は、投資家から注目されにくいだけでなく、価格の乱高下する割安株として大きな利益を狙う投資家が脚光を浴びてきました。

投資は、老後の資産を増やすために不可欠であると口コミで言われていますが、リスクの高い投資を敬遠する人は多いでしょう。素人には、大きく成長する企業を見極めることは難しく、プロも株式投資に失敗していることが有名になりました。

安全に資産を増やすために、ブランド力の高い有名企業に投資することが、儲かる株を選ぶ基準としても有力な選択肢です。貯蓄から投資の流れは、自分のライフプランにあった投資手法を、研究することが重要になっているということですね。
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(2)郵政3社の新規上場

  1. 親会社 日本郵政株のIPOは初日に20%以上の値上がり
  2. 子会社 ゆうちょ銀行株のIPOは初日に15%以上の値上がり
  3. 子会社 かんぽ生命株のIPOは初日に50%以上の値上がり
郵政3社のIPOが話題になっており、親会社の日本郵政だけでなく、子会社ゆうちょ銀行と子会社かんぽ生命が上場しました。郵政3社は、日本市場では珍しい大型上場のため、初値から厳しいという予想屋の意見もあったようですね。

日本郵政株値上がりと不動産をまとめましたが、優良不動産や巨額の資産を抱えているため、公募価格が初値を上回るのは順当でしょう。郵政グループは、株式の売出しが今後も続くため、IPO価格は低めに設定していることは指摘されてきました。

サントリーやリクルートは、有名企業の大型上場として有名になっており、上場直後の初値は大幅な値上がりにはなっていません。郵政3社の株式売出しは、両社を上回る規模になっていましたが、初値だけでなく終値も好調に推移しました。

かんぽ生命は、ゆうちょ銀行や日本郵政と比較すれば、株価が大幅に上昇していることが分かりやすいと思います。かんぽ生命の株価上昇は、郵政3社のIPOの象徴になっており、株価が値上がりする要因があるということですね。

(3)日本政府の国策は個人株主を増やすこと

  1. 郵政の資産は国有財産
  2. 日本政府は個人株主を増やす方針
  3. 郵政のブランドが高齢者を引き付けた
  4. 郵政IPOは株の初心者に魅力があった
日本政府は、日本郵政の資産が国有財産であるため、個人株主に株式が広く行き渡ることを望んでいました。郵政IPOは、証券会社にとっても新規顧客獲得のチャンスであるため、国策としてIPOの宣伝を積極的にしてきましたね。

IPO投資は、初値を売買やスキャルピングにより、短期売買の投資家を引き付けることが多いです。小型株のIPOは、上場直後に需給のバランスが崩れているため、公開価格から数倍の値上がりすることもありました。

郵政3社のIPOは、株初心者や高齢者を引き付けており、IPO投資とは無縁の投資家を引き込むことに成功しています。かんぽ生命は、特にIPOの割当て数が少なかったため、上場後に株式を購入したいという投資家が多かったため大幅に値上がりしたということですね。

(4)機関投資家は高値で買う必要がある

  1. 郵政IPOは時価総額の上位銘柄になっている
  2. 機関投資家は郵政株を組み込まなければならない
  3. 機関投資家は郵政3社の株式割当が非常に少ない
  4. インデックスファンドは郵政3社の株式を年末に買う必要がある
  5. ファンドマネージャーはインデックスファンドに負けないために初期で買う人もいる
かんぽ生命は、郵政3社のIPOの中でも株数が少ないため、10倍近い倍率になった銘柄でした。かんぽ生命は、IPOの抽選に外れて希望数を買えなかった投資家が多かったため、上場初日に初値をつけた後にストップ高に値上がりしています。

機関投資家は、日本の時価総額1兆円を超えるような大型株であれば、IPOの募集価格から乖離の少ない価格で購入できることが多かったでしょう。サントリーやリクルートだけでなく、すかいらーくや西武も上場初日に10%を超えるような値上がりはありませんでした。

郵政3社は、時価総額の大きい銘柄であるため、年金基金や投資信託のような機関投資家は大量に買う必要があります。機関投資家は、かんぽ生命の価格が高い局面でも購入する必要があるため、郵政3社の株価を下支えする効果が非常に大きいということですね。

(5)政府90%保有のため浮動株が非常に少ない

  1. 日本政府が90%の株式保有
  2. かんぽ生命は日本郵政が90%保有
  3. 機関投資家が株式購入に向かっている
  4. 日本郵政は調達資金を自社株買いに使う
  5. 郵政3社は株式市場に出回る浮動株が少ない
  6. 郵政3社の空売りは浮動株が少ないため難しい
日本郵政は、日本政府が90%の株式を保有しており、上場しているものの国有化している状態が続いています。かんぽ生命は、日本郵政が株式の90%を保有しているため、親子上場になっているということですね。

親子上場は、子会社が親会社のブランド力や経営支援を見込めるため、財務面の安定感は増すことになります。上場子会社は、親会社が過半数の株式を所有しているため、人気銘柄は需給が逼迫して株価に影響を与えやすいですね。

かんぽ生命は、時価総額が大きいためTOPIXや日経平均などの指数に組み込まれますが、機関投資家は十分な株式を保有できていません。かんぽ生命は、株価が暴騰しているため空売りの対象になりそうですが、浮動株や機関投資家の保有が少ないため貸し株を調達できない要因も大きいですね。

(6)かんぽ生命は競合企業よりも競争力がある

  1. かんぽ生命は政府規制がある
  2. かんぽ生命は強いブランド力がある
  3. かんぽ生命は学資保険が圧倒的な実績
  4. かんぽ生命は変額保険などでも販売が見込める
  5. かんぽ生命は相続保険や損保などの成長余力も大きい
かんぽ生命は、国有企業としての政府規制は残っていますが、圧倒的な資産規模とブランド力があります。かんぽ生命が、はじめのかんぽ学資保険を販売したときに、販売金額は圧倒的な1位を獲得していますね。

かんぽ生命は、生保レディーのような人件費が少ないうえに、変額年金などの高収益保険の販売も少ないままになっています。かんぽ生命は、郵便局のブランドにより老人の人気が高いため、相続保険も本気になれば販売を見込めます。

かんぽ生命のIPOは、初日にストップ高になっており、最強の個人投資家であるお年寄りを引き付けることに成功しました。かんぽ生命IPOが一番値上がりした理由は、売り出し株数が少ないだけでなく、機関投資家の購入も見込めるため大型上場株の投資も魅力は大きいということですね。
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