三菱東京UFJ銀行2015年3月期決算の利益1兆円超

スポンサードリンク
三菱東京UFJ銀行2015年3月期決算の利益は、1兆円超になったことが報道されています。三菱東京UFJ銀行は、シャープ向け融資のDESに応じましたが、業績への影響は限定的のようですね。


(1)三菱東京UFJ銀行の動向

三菱東京UFJ銀行は、日本最大のメガバンクであるため、日本経済の動向を現すものとして注目されています。三菱東京UFJフィナンシャルグループは、2014年3月から2014年12月期決算の利益が9000億円超になっており、2015年3月期決算は1兆円超が確実視されてきました。

三菱東京UFJ銀行は、国内融資や海外融資が増加しているだけでなく、国内企業の業績回復による恩恵が大きくなっていますね。三菱東京UFJ銀行は、景気回復の恩恵により業績は回復していますが、大量の日本国債保有が懸念されてきました。

日銀は、金融緩和によって大量の国債買取を続けているため、三菱東京UFJ銀行の国債保有リスクは激減しています。三菱東京UFJ銀行は、カードローンや住宅ローンなどのリテール分野も重視しており、サービス拡大を積極的に行っていますね。
スポンサードリンク

(2)三菱東京UFJ銀行は好景気の恩恵が大きい

  1. 三菱東京UFJ銀行の国内融資増加
  2. 三菱東京UFJ銀行の海外融資増加
  3. 三菱東京UFJ銀行の取引先は業績回復
  4. 三菱東京UFJ銀行の不良債権が減少
三菱東京UFJ銀行は、当たり前の話ですが銀行業のため、景気の影響を大きく受ける業種です。日本の景気は、自民党政権交代後のアベノミクスにより大きく改善しているため、三菱東京UFJ銀行の融資残高が増加しています。

サントリー買収の歴史 ジムビーム買収と三菱東京UFJ銀行の融資をまとめましたが、日本企業の積極的な海外企業M&Aが増えています。三菱東京UFJ銀行は、グループ会社と積極的に連携しながら、手数料収益の拡大にも成功していることが分かります。

三菱東京UFJ銀行カードローン審査甘い理由と破産回避を見れば、アコムの買収による子会社化によって、無担保ローン事業の拡大を続けています。三菱東京UFJ銀行は、法人融資と個人融資の両方を強化しており、業績好調のためサービス充実に繋がるでしょう。

メガバンクといえば、バブル崩壊により多額の不良債権が発生したため、三菱東京UFJ銀行の不良債権処理も注目されてきました。三菱東京UFJ銀行は、アベノミクスによる景気回復によって不良債権比率が低下しているため、不良債権処理額は激減していますね。

(3)三菱東京UFJ銀行は円安の影響がある

  1. アユタヤ銀行が三菱東京UFJフィナシャルグループの子会社
  2. ユニオンバンクなどが三菱UFJフィナシャルグループの子会社
  3. モルガンスタンレーが三菱東京フィナシャルグループのグループ会社
  4. 三菱東京UFJ銀行は海外企業へのプロジェクトファイナンスなども拡大
三菱東京UFJ銀行は、為替レートが円安ドル高になれば、投資信託販売拡大や為替予約手数料の増加が見込めます。三菱東京UFJ銀行グループは、メガバンクの中でも海外事業に特徴があり、買収や出資の拡大に成功していました。

三菱UFJフィナンシャルグループは、アメリカではユニオンバンクが買収による規模拡大と同時に、三菱UFJ銀行の海外子会社と統合により効率化を行っています。三菱東京UFJ銀行グループは、モルガンスタンレーへの出資をリーマンショックのときに決断しており、20%以上の株式所有でグループ会社化しています。

メガバンク利益比較と部門利益をまとめましたが、三菱東京UFJ銀行グループは、海外事業の収益がメガバンクの中でも最大になっています。三菱東京UFJ銀行は、為替レート円安により融資業務の拡大に成功しているだけでなく、グループ会社の収益が円建てで膨らむことによる恩恵も大きいことが分かりやすいですね。

(4)三菱東京UFJ銀行は株高の影響がある

  1. バブル崩壊で株式の含み損が発生
  2. メガバンクは大量の株式売却を行った
  3. 三菱東京UFJ銀行は多額の株式を保有している
  4. 三菱東京UFJ銀行は多額の有価証券評価益を計上
メガバンクは、バブル崩壊によって多額の有価証券含み損を計上しており、業績悪化のきっかけになってきました。日本企業は、上場企業の大株主が都市銀行になっていたため、株安により金融不安発生の原因になっています。

三菱東京UFJ銀行だけでなく、みずほ銀行や三井住友銀行は株式売却を進めており、株安によるリスクを低下させることに成功しました。三菱東京UFJ銀行は、保有を続けていた株式がアベノミクスによる株高の影響を受けており、有価証券評価益の計上が続いています。

上場企業は、リーマンショック後の過去最高益を更新しており、株主還元のために自社株買いが増加しています。三菱東京UFJ銀行は、株高により有価証券評価益の恩恵があるだけでなく、持ち合い解消を続けられるため財務基盤を強化しやすい環境になっていますね。

(5)シャープ向け融資の貸倒引当金は限定的

  1. シャープに三菱東京UFJ銀行は約3000億円融資
  2. シャープに三菱東京UFJ銀行は約1000億円のDES
  3. 三菱東京UFJ銀行はシャープ向けの融資は有担保に切替
  4. 三菱東京UFJ銀行がシャープの格付けを低下させている
  5. 三菱東京UFJ銀行がシャープを要管理先以下に格下げした
  6. 三菱東京UFJ銀行がシャープの貸倒引当金を1000億円増加した
シャープ倒産危機のDESをまとめましたが、三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行は、DESの要請に応じることが報じられています。三菱東京UFJ銀行は、シャープの融資を格下げしており、DESの実施によって格付けが要管理先以下に格下げしたようですね。

大手企業や優良中小企業は、銀行融資の条件が無担保融資の案件も増えているため、三菱東京UFJ銀行の融資姿勢が分かりやすいと思います。三菱東京UFJ銀行は、シャープ向けの融資は担保を取得しているだけでなく、倒産に備えて貸倒引当金の積み増しも行っています。

三菱東京UFJ銀行は、シャープ向けの貸倒引当金を積み増していますが、利益1兆超が確実なったことが報じられています。三菱東京UFJ銀行は、法人サービスや個人ローンのサービスを拡大しており、来期以降の動向にも注目ですね。
スポンサードリンク

::


0 件のコメント:

コメントを投稿

最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。