(1)提携ローン審査がゆるい理由
提携ローン審査がゆるい理由は、信販会社に審査を丸投げして、銀行や保険会社が融資を行っていたため責任が曖昧なことが原因でした。みずほ銀行は、審査が甘いとして社会的な批判を集めていますが、頭取の情報公開や金融庁検査に注目が集まっていますね。アコムなど大手カードローン会社は、大手銀行系列に再編されており、株式出資と融資を受けていますね。提携ローン融資の影響で、アコムなど消費者金融業界でも融資のチェックが行われているようですが、問題融資がでていますね。
スポンサードリンク
(2)アコムの融資 三菱東京UFJ銀行グループ
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ 36.88% 大手銀行
- 丸糸殖産 17.13%
- マルイト 7.86%
- 公益財団法人木下記念事業団 5.77%
- 丸糸商店 2.42%
- 木下恭輔 2.04%
- 木下盛好 2.02% アコム会長兼社長
- 三菱UFJ信託銀行 1.97% アコムのメインバンク
- 暢佳 1.87%
- アコム株式会社 1.85%
アコムの筆頭株主を見ると、三菱東京UFJ銀行の親会社である、三菱UFJフィナンシャルグループとなっていますね。アコムの株式を、三菱東京UFJ銀行は3分の1以上保有しており、関係会社であることが分かります。
三菱UFJ信託銀行の持ち株は信託財産ではなく、メインバンクとして保有していた株式ですので、アコムの自社保有株式を割引と、40.19%の株式をグループで保有しおり連結子会社化していますね。三菱UFJフィナンシャルグループは、役員が3人出向しており、三菱東京UFJ銀行や三菱東京UFJ信託銀行の経営関与は深いことが分かります。
アコム審査甘い理由 不正融資審査ゆるいをまとめましたが、みずほ銀行とオリコの提携ローン融資で、融資審査に注目が集まっています。オリコは2012年から三菱東京UFJ銀行のデータベースを活用しているようですが、金融業界で新たな審査の指針が生まれる可能性がありますね。
消費者金融一覧の口コミ評価をまとめましたが、アコムとプロミスは、メガバンクの子会社になっていることが分かります。アコムとプロミスを比較すれば、アコムは三菱UFJ銀行の子会社として上場を維持しており、創業家は一定の発言権はあることが分かりますね。
(3)アコム創業者と木下家
- 木下政雄 創業者 木下恭輔の父親
- 木下恭輔 創業者の息子 アコム元会長
- 木下盛好 アコム代表取締役社長兼会長 丸紅出身
- マルイト 木下政雄が創業の丸糸呉服点が前身
- マルイト 不動産事業やホテルモントレを経営
アコムは、木下恭輔氏の父親である木下政雄氏が創業した会社ですが、マルイト関連と思われる大株主が多数いますね。アコムは総量規制と過払い金返還により、経営が悪化した結果、三菱UFJフィナンシャルグループに傘下入りしていますが、減資後の増資で木下家に配慮した可能性があります。
アコムの株数について、木下家が発行済み株数の3分の1以上を確保していれば、株主総会の特別決議に反対する株数を確保していると言えるのかもしれないですね。アコムの大株主を見ると、三菱東京UFJ銀行関連の企業と木下家の関連企業が多数の株式を保有しており、安定株主が多いことが分かりますね。
(4)アコムと三菱UFJ銀行グループからの融資金額
2013年3月期 アコム銀行融資と三菱東京UFJ銀行グループの関係
- 2013年3月期 アコム長期借入金 2356億円
- 2013年3月期 アコム長期借入金 1843億円 1年以内
- 2013年3月期 アコム短期借入金 363億円
- 2013年3月期 三菱東京UFJ信託銀行 アコム長期借入金 1014億円
- 2013年3月期 三菱東京UFJ信託銀行 アコム長期借入金 472億円 1年以内
- 2013年3月期 三菱東京UFJ信託銀行 アコム短期借入金 130億円 借入と融資返済
- 2013年3月期 三菱東京UFJ銀行 アコム長期借入金 99億円
- 2013年3月期 三菱東京UFJ銀行 アコム長期借入金 371億円 1年以内
- 2013年3月期 三菱東京UFJ銀行 アコム短期借入金 164億円 借入と融資返済
- 2013年3月期 三菱東京UFJ銀行 無担保ローン融資保証残高 3980億円
- 2013年3月期 三菱東京UFJ銀行 無担保ローンの信用保証料支払い 120億円
2012年3月期 アコム銀行融資と三菱東京UFJ銀行グループの関係
- 2012年3月期 アコム長期借入金 2713億円
- 2012年3月期 アコム長期借入金 1662億円 1年以内
- 2012年3月期 アコム短期借入金 40億円
- 2012年3月期 三菱東京UFJ信託銀行 アコム長期借入金 1169億円
- 2012年3月期 三菱東京UFJ信託銀行 アコム長期借入金 446億円 1年以内
- 2012年3月期 三菱東京UFJ信託銀行 アコム短期借入金 523億円 借入と融資返済
- 2012年3月期 三菱東京UFJ銀行 アコム長期借入金 460億円
- 2012年3月期 三菱東京UFJ銀行 アコム長期借入金 174億円 1年以内
- 2012年3月期 三菱東京UFJ銀行 アコム短期借入金 91億円 借入と融資返済
- 2012年3月期 三菱東京UFJ銀行 無担保ローン融資保証残高 3582億円
- 2012年3月期 三菱東京UFJ銀行 無担保ローンの信用保証料支払い 137億円
アイフル倒産と審査を見ると、アイフルは独立系の消費者金融として銀行傘下に入っておらず、大手銀行の経営支援が手薄ですので資金繰りが厳しいです。アコムとアイフルの経営状況を比較すると、アコムは三菱東京UFJ銀行グループと提携しており、メインバンクとして資金繰りを支えていることが分かります。
三井住友銀行カードローン審査に通りやすい理由と家計破綻を見ると、三井住友銀行の役員人事からカードローン事業に積極的であることが分かります。三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行は、モビットを折半で出資している形となっていますが、保証業務の事業譲渡など話が進んでいるようですね。
(5)アコムと三菱東京UFJ銀行の融資や保証取引
- 2013年3月期 アコムから三菱東京UFJ銀行グループに支払う融資利息 約57億円
- 2013年3月期 三菱東京UFJ銀行がアコムに支払う保証料 120億円
- 2013年3月期 三菱東京UFJ銀行の無担保融資 3980億円
アコムの消費者金融事業は、アコムの融資と提携企業の保証業務がありますね。。アコムが信用保証を行っている三菱東京UFJ銀行の無担保融資は、融資残高が大きく増加していることが分かります。
三菱東京UFJカードローン審査ゆるい口コミ評判をまとめましたが、アコムは三菱ufjカードローンの保証業務を行っています。アコムと三菱UFJ銀行の関係を見れば、出資や融資だけでなく、収益化に繋がるビジネスをしていることが分かりますね。
(6)アコムが三菱東京UFJ銀行グループの保証
- 消費者金融 有担保ローン融資
- 消費者金融 無担保ローン融資
- クレジットカード事業
- 信販事業
じぶん銀行カードローン審査甘い理由と口コミ破綻をまとめましたが、じぶんローンの保証はアコムが行っています。アコムの保証は、三菱東京UFJ銀行グループのローン事業で、積極的な提携が進んでいることが分かりますね。
三菱東京UFJ銀行2014年決算 融資増加の理由を見ると、タイの銀行買収により海外融資残高が増加しています。アコムと三菱東京UFJ銀行は提携していますので、タイの無担保ローンやカードローン市場に進出するのか注目ですね。
(7)アコムと三菱東京UFJ銀行 プロミスと三井住友銀行の違い
- アコム 三菱東京UFJ銀行が子会社化
- アコム 創業家の株式保有と上場を維持
- プロミス 三井住友銀行が完全子会社化
アコムが審査の甘い可能性を考えると、三菱東京UFJ銀行の系列として、万全の資金支援が行われていることが理由ですね。三菱東京UFJフィナンシャルグループのアコム融資は、子会社化と提携で審査がゆるいのか考えると、無担保ローン融資などでお互いに利益があるため融資に問題ないことが分かります。
0 件のコメント:
コメントを投稿