みずほ銀行不正融資で頭取辞任の可能性

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みずほ銀行の不正融資問題で頭取辞任の可能性が浮上しています。みずほ銀行は、頭取が不正融資を把握していたことを隠蔽しており、頭取や当時の役員が責任をとるのか注目ですね。


(1)銀行の不祥事

銀行は預金や投資信託など、顧客の資産を預かっていますので社会的な信頼が求められます。銀行からお金を借りる会社は多いですが、銀行が融資の貸し渋りや貸し剥がしを行うと、上場企業を含めてほとんどの企業は資金繰り倒産する可能性があります。

金融庁は、銀行の内部管理体制や企業への融資姿勢を監督官庁として定期的に確認しています。銀行は内部監査や顧客からの通報を通じて、銀行員の不正融資などが発覚することは多いですね。

みずほ銀行の不祥事は、金融庁から指摘を受けた事項を放置していることが、かなり異例の事態と言われています。みずほ銀行は反社会勢力の融資について、知っていた役員の範囲が変化しており、虚偽の発表を行っていた疑惑が浮上しています。
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(2)みずほ銀行の担当役員までと説明

  1. 反社会勢力との取引は禁止
  2. 多数の取引先がある
  3. 担当役員レベルで情報が止まっており2年以上前から放置
  4. 不正融資に対して抜本的な対策がとられず
  5. みずほ銀行は顧客の新規融資を禁止したが取引解消は行わなかった
みずほ銀行不祥事 半沢直樹と業務改善命令の理由について、金融庁の処分理由をまとめると上記のようになります。みずほ銀行に対して、金融庁は金融庁検査でヒアリングを行っているはずですが、金融庁の発表では担当役員レベルで情報が止まっているとされてきました。

みずほ銀行は不正融資事件について記者会見の遅れを指摘されていましたが、新たな事実が浮上しており金融庁検査の検査忌避と認定されるのか注目が集まっています。

(3)みずほ銀行の頭取が不正融資を把握

  1. みずほ銀行従来の見解 上野徹郎副頭取までが情報把握
  2. みずほ銀行実際の内容 西堀利頭取が情報把握
  3. 金融庁に対して虚偽の内容を説明した疑い
みずほ銀行は従来、不正融資はコンプライアンス担当の副頭取までしか情報を把握していなかったとしていましたが、2013年10月9日の日経新聞を見ると虚偽の説明でしたね。みずほ銀行は副頭取だけでなく、頭取が情報を把握しており、不正融資事件の対応を指示しています。

金融庁がみずほ銀行に対して処分を発表していますが、金融庁の処分内容はみずほ銀行の虚偽説明を基にして下されていることが分かります。金融庁が検査忌避と認定した場合、みずほ銀行の幹部は刑事告発により逮捕される可能性がありますので、金融庁の同行に注目ですね。

(4)みずほ銀行の歴代頭取と不正融資

  1. 2010年7月 西堀頭取がオリコ向け融資の審査強化を指示
  2. 2010年12月 暴力団など反社会勢力に230件 約2億円の不正融資が判明
  3. 2011年3月 みずほ銀行でシステム障害
  4. 2011年6月 西堀頭取がシステム障害の責任をとって退任
  5. 2011年6月 塚本隆史が頭取就任 現在はみずほ銀行会長 
  6. 2013年7月 佐藤康博頭取が頭取就任
みずほ銀行の歴代頭取を見ると、不正融資発覚から現在まで3人の頭取が就任していることが分かります。みずほ銀行の頭取を勇退後、現在の肩書きはみずほフィナンシャルグループの顧問やみずほ銀行の会長になっており、辞任や責任の所在について注目が集まりそうですね。
  • 西堀利 みずほフィナンシャルグループ顧問
  • 塚本隆史 みずほ銀行取締役会長
  • 佐藤康博 みずほフィナンシャルグループ社長 みずほ銀行頭取
みずほ銀行頭取で、現在の肩書きを見ると上記のようになります。みずほ銀行で不正融資を把握していたと言われる頭取は、現在みずほ銀行と関係がありますので責任を追及するのか注目ですね。

提携ローン審査甘い みずほ銀行オリコ融資が保険会社に影響がでており、保険会社が内部調査を行っているようですね。みずほ銀行は2013年10月26日時点で、会長辞任や頭取減給の処分案がでていますので、保険会社の経営陣が不正融資にどのように対応するのか注目ですね。

(5)佐藤頭取が不正融資を把握していた可能性

  1. 佐藤康博頭取 問題認識は2013年3月の金融庁検査結果と記者会見で説明
  2. 2011年7月 佐藤頭取がみずほフィナンシャルグループ社長として出席した取締役会など4回の会議で問題融資が記載された資料あり
  3. みずほフィナンシャルグループとみずほ銀行の取締役会や法令順守委員会に、問題融資の資料が8回提出
みずほ銀行の佐藤頭取は、みずほ銀行頭取とみずほフィナンシャルグループ社長を兼務しています。2013年7月にみずほ銀行頭取を兼務していますが、みずほフィナンシャルグループの社長就任後に、取締役会で不正融資を記載した資料を見る機会があったようですね。

金融庁はみずほ銀行の不正融資について、再調査を行うことを発表しており、みずほ銀行の幹部が自主的にどういった処分を行うのか注目ですね。エステート24ホールディングス融資詐欺 みずほ銀行の影響が発生しており、半沢直樹で話題になった東京中央銀行大阪西支店の裏側で、不正融資事件が発覚しています。エステート24ホールディングス逮捕 融資詐欺と粉飾決算を見ると、女性を集めたイベントで多額の融資金が使われた可能性がありますね。みずほ銀行が、不正融資に対してどのような対処を行うのかも注目ですが、半沢直樹ドラマのように担当の銀行員が責任を問われるのか気になる方がいるのではないでしょうか。

(6)UFJ銀行の破綻と金融庁検査

半沢直樹が銀行員のドラマで話題になりましたが、金融庁の黒崎検査官と金融庁検査が話題になりました。金融庁検査で有名なのが、UFJ銀行に対して金融庁検査の検査忌避で、役員辞任や逮捕者がでたことですね。

UFJ銀行は金融庁検査対応に失敗したことで東京三菱銀行と合併を行い、三菱東京UFJ銀行が誕生しています。みずほ銀行の不正融資は、頭取が出席していた会議資料に記載されていたようですが、金融庁検査で虚偽の報告を行っていたと認定されるのか注目を集めそうですね。

いつかはゆかし処分解約と投資詐欺かまとめましたが、アブラハムプライベートバンク社の出資者に、みずほキャピタルの名前があるようですね。みずほ銀行のベンチャーキャピタルが上場していたということは、株式上場を視野に入れていたようですが、どういった経緯で出資をしたのか説明する必要もありそうですね。

(7)みずほ銀行の不正融資で金融庁が業務停止処分

みずほ銀行が検討している処分内容について、みずほ銀行やくざ融資 役員辞任の理由でまとめましたが、役員の辞任や減給が含まれています。金融庁検査や業務改善命令発表後に新事実が浮上しており、金融庁の責任を国会で追及する可能性もありますので、政治問題化により検査忌避になるのかがポイントになりますね。

みずほ銀行 業務停止命令とオリコ提携ローンの影響をまとめましたが、みずほ銀行の金融庁検査で短期間で二度目の業務改善命令がでています。みずほ銀行不正融資について、対応が遅れたことや金融庁に虚偽の報告を行っていたことが問題視されており、提携ローンは業務停止となっていますね。
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2 件のコメント:

  1. みずほ銀行と日本ハーデスが親密な関係にあると、ネクストという会社にロト6詐欺被害者なりました。これも、やはり●力団絡みだったのか。被害金返せ!

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    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは^^
      みずほ銀行について、匿名さんの仰る点で確認できていない点がありましたので、一部訂正しましたがご了承を。

      みずほ銀行は宝くじに関わっているようですが、宝くじと関係のない企業が登場したということでしょうか。
      ロト6詐欺の手法について、いまいちよく理解していないですが、何れにしても注意は必要ですよね。

      削除

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