カネボウ白斑被害の隠蔽と倒産危機

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カネボウは白斑被害の情報を2012年10月に把握しており、隠蔽を行っていたことが明らかになりました。カネボウは花王のおかげで倒産危機を免れていますが、化粧品ブランド消滅の可能性もありそうですね。


(1)カネボウ自主回収と倒産危機

カネボウは白斑被害の対応について、医者からの指摘があり2ヶ月近くの期間が過ぎてから、対応している事が被害者増加の要因となっています。

カネボウは被害者を把握してから、迅速に対応したとしていましたが、白斑被害の真相は情報を隠していたことで被害者数が増加していますね。
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(2)カネボウ化粧品被害の隠蔽

カネボウ白斑被害の真相と倒産危機について、2013年8月6日のJNNが、美白商品の白斑被害、去年秋にカネボウ側に指摘を報じているので見てみましょう。
カネボウ化粧品の美白商品で肌がまだらに白くなる被害が出ている問題で、カネボウは今年5月の報告をもとに自主回収を決めたと説明してきましたが、実際には、去年秋の時点で報告が寄せられていたことが分かりました。
カネボウは化粧品の白斑被害について、カネボウ白斑画像 自主回収と倒産の可能性でまとめていますが、2013年5月であると発表していました。
  1. 2013年5月13日 医療機関から、まだら被害者の指摘
  2. 2013年5月27日 カネボウ化粧品が調査開始
  3. 2013年7月19日まで 計16万件以上の相談
  4. 6808人が症状、2250人が重症と訴え
  5. 2013年7月4日自主回収発表から7月19日までに対象製品約45万個のうち約36万個を回収
カネボウが説明していた内容は上記の通りですが、白斑被害による自主回収の発表が早ければ、被害者数は減少しています。

(3)2012年10月にロドデノールの白斑被害を把握

カネボウによりますと、去年10月、中国地方の皮膚科医から、美白商品「リサージ」を使った患者に白斑やかぶれなどの症状が出ている、商品に含まれる美白成分「ロドデノール」に患者の肌が陽性反応を示したなどの報告を受けたということです。
カネボウは2012年10月にロドデノールの白斑被害を把握していましたが、今まで隠蔽していたようですね。
  1. 2012年10月 ロドデノールの白斑被害を把握
  2. 2013年5月13日 医療機関から、まだら被害者の指摘で調査したと発表
カネボウ化粧品の白斑被害の情報隠蔽が、誰の指示で行われたのかは不明ですが、情報が放置されています。カネボウの化粧品回収状況を、カネボウ自主回収商品その後と倒産危機でまとめましたが20%台にとどまっていますので、早期の自主回収で被害者が減少した可能性が高いです。

(4)カネボウはアレルギー性皮膚炎の一種と認識

これについてカネボウは「当時はアレルギー性皮膚炎の一種と認識し、美白商品との直接的な関係はないと判断した」と説明しています。
カネボウが厚生労働省に対する報告を、この時に行っていないことが別の報道で明らかになっていますが、薬事法違反や経営責任について注目ですね。

カネボウ白斑治る方法と倒産危機を見ると、このときにカネボウが自主回収を行っていれば、被害者が激減していた可能性があります。カネボウ白斑被害の発生した化粧品を、半年間使用を止めると半数以上の症状が改善していますね。

(5)カネボウの情報隠蔽と問題点

  1. 2012年10月 中国地方の皮膚科医からロドデノールの陽性反応あり 自主回収せず隠蔽
  2. 2013年5月13日 医療機関から白斑被害の指摘に対して、初動が2週間の遅れ
  3. 2013年7月 自主回収発表のときに2012年10月に報告があったこを隠蔽
カネボウは白斑被害について2012年秋の段階で認識していますが、化粧品の自主回収を行わないことを決断したのが被害拡大の要因となっています。カネボウ倒産と粉飾決算により花王が買収していますが、親会社として経営責任を問われる可能性がありそうですね。

カネボウ白斑被害者1万人と倒産危機でまとめましたが、被害者数が増加しており、大企業で消費者に広く使われていたことが裏目に出ているようですね。カネボウ以外の美白化粧品でも被害の報告があるようですが、どういった情報が集まっていたのか公開すべきですね。

カネボウ白斑商品 自主回収失敗の理由と倒産危機を見ると、取締役会の状況が公開されています。カネボウは花王の子会社であるため、花王の取締役会を経て自主回収が正式決定していますので、両社で情報がやりとりされています。カネボウは情報公開が遅れましたが、白斑被害の拡大に繋がった可能性もありそうですね。
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