ラムズ倒産の理由

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ラムズ倒産の理由を見ると、声優ブームによる多角化の失敗があります。ラムズに所属していた声優は独立や移籍していますが、プロですので実力を試したり、よりよい雇用条件を探す人が多いのは当然ですね。

(1)設備投資と倒産

企業が成長するために設備投資が不可欠ですが、設備投資を借入に依存する企業は多いです。設備投資を行うと企業の成長が見込めますが、同時に銀行融資の金利負担や設備の維持費など固定費が増加することになります。

企業がブームに合わせて多角化を進めたり、生産能力を増強したとしても、ブームの終了で経営が悪化して倒産することは、よくあることですね。
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(2)ラムズ破産手続き開始

ラムズ倒産の理由について、2013年6月19日の帝国データバンクが、アイドル声優ユニット「クローバー」が所属した事務所が破産を報じているので見てみましょう。
(株)ラムズ(TDB企業コード987887370、資本金1億1820万円、東京都新宿区四谷4-28-4、代表鹿志村聡氏)は、6月7日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。
ラムズが、東京地方裁判所から破産手続き開始決定を受けており倒産しています。ラムズ倒産の理由について見てみましょう。

(3)ラムズ所属の声優

男性

  1. 近藤吉史 2009年8月まで所属。
  2. サイキックラバー 2013年3月まで所属。現在はバーチェストン所属。
  3. 狭川尚紀(F:Cafe[7]) ラムズ倒産まで所属。現在はフリー。
  4. 佐藤信希(F:Cafe[7]) ラムズ倒産まで所属。現在はフリー。
  5. 中本順久 2008年1月まで所属。WHOOPEEと響に所属後、現在はフリー。
  6. 橋本明典 2008年1月まで所属。
  7. 布施雅英 2008年1月まで所属。現在はリップオンヒップ所属。
  8. 堀大希 2013年3月まで所属。現在はフリー。
  9. 堀龍也 2012年9月まで準所属。
  10. 森嶋秀太 2012年1月まで所属。現在は響に所属。
  11. 大間純 2010年1月まで所属。現在はフリー。

女性

  1. 阿部玲子 2009年10月まで所属。現在はEARLY WINGに所属。
  2. 井ノ上奈々 2010年9月まで所属。現在はVIMSに所属。
  3. 近江知永 2008年6月まで所属。現在はFIRE WORKS(旧エム・フレンズ)に所属。歌手としてはevolution所属。
  4. 柏木弘美 2006年3月まで所属。フリーを経て、カレイドスコープに在籍していた。
  5. 兼田恵 ラムズ倒産まで所属。現在はフリー。
  6. 斎藤桃子 2008年1月まで所属。現在はフリー。
  7. 酒井香奈子 2009年6月まで所属。現在は尾木プロ THE NEXTに所属。
  8. 庄子裕衣 2008年6月まで所属。現在はアミュレートに所属。
  9. 杉山茜 2011年9月まで準所属。現在はフリー。
  10. 徳永愛 2005年12月まで所属。現在はフリー。
  11. 永見はるか 2004年の中期まで所属。現在はフリー。
  12. 南條愛乃 2007年9月まで所属。現在はアミュレートに所属。
  13. 野川さくら 2013年3月まで所属。現在はフリー。
  14. 春夏ひとみ 2007年9月まで所属。現在はフリー。
  15. 平山笑美 ラムズ倒産まで所属。現在はフリー。
  16. 宮崎羽衣 2013年3月まで所属。現在はフリー。
  17. ミルノ純 2007年9月まで所属。現在はケッケコーポレーションに所属。
  18. 山村響 2010年10月まで所属。現在はトリトリオフィス所属。
ラムズ所属の声優について、wikiより引用すると上記のとおりです。ラムズの経営悪化の一因は、声優がフリーで活動したことが指摘されていますが、所属していた声優を見ると、フリーとなっている声優が多いことが分かりますね。

(4)声優プロダクションと声優のプロモーション活動

当社は、1991年(平成3年)8月に設立され、現代表の鹿志村氏が94年に当社を買収。各種番組の制作請負会社としてスタートしたが、その後は人気声優のプロダクションとしての色彩を強め、アニメ映像の制作、音響作品への声優タレントの出演などプロモーション活動にも拡大。
ラムズは設立後、現代表に買収されたようですが、声優のプロダクションとして、声優のプロモーション活動を積極的に行ってきたようですね。

ラムズ所属ではないですが、管理人は坂本真綾のコンサート動画を見ることがあるのですが、声優さんは声が素敵ですので、歌が上手い方も多いですね。

(5)声優養成所とクローバー結成

2004年4月には声優養成所「ラムズ・プロフェッショナル・エデュケーション」を開設、2006年4月にも声優タレントを中心とする劇団「ラムズ・アクターズ・シアター」を立ち上げ、若手声優たちによるアイドル声優ユニット「クローバー」を結成
ラムズは、声優養成所とクローバー結成することで、声優の社会的な地位を高めると同時に、声優の養成により事業拡大を行おうとした可能性がありますね。

マングローブ倒産の理由をまとめましたが、コンテンツ産業は有力な版権を持つことにより、ビジネスを拡大することができます。ラムズは、所属する声優がアイドルグループとしてヒットすれば、事業拡大する余地があったということでしょうね。

(6)声優ブームにより経営拡大

人気を博しアイドル声優ブームを起こすなど事業の多角化を進め、2007年6月期は年収入高約7億円を計上。ベンチャーキャピタルや大手コンテンツ会社が出資するなどしていた。
日本のアニメは、根強い人気がありますので、人気のアニメに登場する声優はアイドルであると言えます。人気のある声優は、出演するアニメが注目されたり、コンサートに多数のファンが来場するなど経営面から注目を集めていたようですね。

(7)業績の悪化

しかし、その後は不採算事業であった自社製作のDVD事業からの撤退や、不況による影響から減収傾向が続き、2011年6月期の年収入高は約4億5000万円に落ち込み、赤字決算が続いていた。
ラムズ倒産理由を見ると、自社製作のDVD事業に失敗したようですが、インターネットでコンテンツを楽しむ時代になっていますので、DVDやCDを収益モデルとするのは成立しにくくなっています。音楽業界で言われているのは、CD販売が年々低下していますので、コンサートやグッズ販売による収益が伸びていると指摘されています。
  • 2007年6月期売上高 約7億円
  • 2011年6月期売上高 約4億5000万円
  • 赤字決算が続く
ラムズのような芸能プロダクションの場合、費用の大半は所属プロダクションの芸能人に対する給与支払いが多いと言えます。ラムズはDVD事業、声優養成所、劇団などの立ち上げなどによる固定費の増加で、収益の減少で赤字体質になった可能性がありますね。

(8)人気声優の独立

さらに、所属していた人気声優がプロダクションから相次いで独立、移籍し、3月31日には事務所を閉鎖していた。負債は約2億6000万円。
ラムズ倒産の理由について、人気声優の独立もあるようですね。ラムズと声優の関係悪化か経営悪化によるものは不明ですが、プロの方にとっては独立して自分の実力を試したい方が多いのは、当然かもしれないですね。

BAY5SQUARE倒産破産の理由を見ると、東日本大震災をきっかけとして倒産しています。ライブを収益としているアーティストや音楽事務所にとっても、災害による自粛ムードの長期化は、打撃が大きくなりそうですね。
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