ドルチェ&ガッバーナ脱税で有罪

スポンサードリンク
ドルチェ&ガッバーナ脱税で有罪判決がでたようですね。多国籍企業は世界で多額の利益を得ていますが、小国が先進国が得るはずの税金を盗む事例が続いているようですね。

(1)脱税と節税

多国籍企業の脱税に近い節税が、世界各国で社会問題になっています。先進国の企業は、優秀な人材や先進的な研究の成果など、国のインフラを使って成長しています。

多国籍企業は、国のインフラを使って成長した対価を税金として支払うべきですが、小国の中にはフリーライダーとして税金を盗む国が現れており、問題となっていますね。

(2)ダミー会社の活用により脱税

ドルチェ&ガッバーナ脱税で有罪について、2013年6月20日の時事通信が、ドルチェ&ガッバーナに有罪判決=イタリア・ミラノ地裁を報じているので見てみましょう。
イタリアからの報道によると、ミラノ地裁は19日、ダミー会社を使って約10億ユーロ(約1280億円)を脱税した罪に問われた高級ファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」を経営するドメニコ・ドルチェ、ステファノ・ガッバーナ両被告に禁錮1年8月と50万ユーロ(約6400万円)の罰金支払いを命じた。
ドルチェ&ガッバーナ脱税で有罪判決がでていますが、禁錮刑と罰金が課されていますね。多国籍企業による脱税が世界的に問題になっていますが、タックスヘイブンのペーパーカンパニーを活用した脱税を行っていますね。

(3)脱税について上訴

両被告は直ちに上訴した。刑が確定するまでは収監されない。求刑は禁錮2年6月だった。
ドルチェ&ガッバーナの両氏は、上訴を行っていますが、イタリアの税務署や司法機関により捜査が続けられてきたようですね。

(4)ルクセンブルクのダミー会社で脱税

2人はルクセンブルクにダミー会社を設立し、2004、05年に脱税したとして起訴された。判決では脱税額は約2億ユーロ(約256億円)と認定、検察側が主張した額を大きく下回った。
ドルチェ&ガッバーナ脱税の仕組みを以前まとめましたが、脱税額として認定された金額が大幅に下がったものの、巨額ですね。

2004年から会計報告書の大規模な改ざんや、課税文書の偽造を行っていたことが報じられていましたので、裁判所に認められたようですね。

(5)有名ブランド創業者による脱税

ドルチェ&ガッバーナは米国の人気歌手ビヨンセさん、マドンナさんも愛用している。
ドルチェ&ガッバーナは、世界有数の有名ブランドですので、創業者は世界的に大成功をおさめていると言えます。ドルチェ&ガッバーナのような多国籍企業は世界中で稼いでいますが、そこで得た利益を小国が盗む事例が続いているようですね。

イタリアは税収拡大により国家債務危機を乗り切ろうとしていますが、セリエA脱税チームの名前を見ると、有名クラブとサッカー選手代理人の脱税方法に注目ですね。
スポンサードリンク

::


0 件のコメント:

コメントを投稿

最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。