和興産業 倒産の理由

スポンサードリンク
和興産業が倒産した理由を見ると、大口取引先の倒産による資金繰り悪化から再建できておらず、連帯保証による連鎖倒産だけでなく、数年後、他社に影響がでることが分かります。和興産業は、需要減少と競争激化で売上が激減しており、大口取引先倒産の影響で、数年後に倒産していますね。

(1)取引先と連鎖倒産

取引先が倒産すると、連帯保証による連鎖倒産が発生することが有名ですね。倒産による悪影響は連帯保証によるものだけではなく、信用力の低下や売上先の減少、仕入れの遅滞など他社にも及びます。

連鎖倒産がすぐに発生しなくても、取引先は商取引へ悪影響が及び、経営が悪化する事例があります。

(2)和興産業が自己破産

和興産業、倒産の理由について、2013年04月17日の毎日新聞が和興産業:松阪の木材・建材卸売り、自己破産申請へ 負債総額8億2800万円/三重と報じているので見てみましょう。
東京商工リサーチ津支店は16日、松阪市大黒田町の木材・建材卸売り「和興産業」が自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債総額は約8億2800万円とみられる。
和興産業が自己破産による倒産の準備を行っていますが、中央木材市売 脱税の仕組みを見ると、利益のある企業と業界内で格差があるようですね。

(3)大口取引先の倒産で資金繰り悪化

同支店によると、同社は72年設立。09年1月に大口取引先の倒産で資金繰りが悪化していた。
和興産業、倒産のきっかけは4年前の大口取引先の倒産によるもののようですが、売掛金か受取手形が不良債権化したことが、資金繰り悪化の理由なのかもしれないですね。

(4)売上高が激減

ピークの87〜91年にかけては年商約20億円で推移していたが、需要低下や他社との競合で売り上げが落ち込み、12年10月期の年商は4億3750万円だった。
和興産業が倒産する前の売上高を見ると、最盛期と比較すると大きく減少しており、大口取引先の倒産による影響を取り戻せなかった可能性がありますね。
  • 1987〜1991年ピーク時 年商約20億円で推移
  • 2012年10月期の年商は4億3750万円
  • 需要低下や他社との競合で売り上げが落ち込み
和興産業は、需要低下と競争激化で売上高が減少していますが、大口取引先の倒産の影響で、数年後に倒産する事例があることが分かりますね。

ササ井鋼建 倒産の理由を見ると、取引先の倒産による不良債権の発生は、倒産の引き金になることが分かりますね。
スポンサードリンク

::


0 件のコメント:

コメントを投稿

最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。