インデックス倒産危機と債務超過の理由

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インデックスが業績悪化により倒産危機となっていますが、債務超過の理由を見ると多額の営業外損失が理由のようですね。インデックスの業績予想を見ると、中間決算の債務超過が解消しないため、上場廃止の可能性がありますね。

(1)倒産と債務超過

企業は債務超過になると、信用力の低下や銀行融資が不良債権化の可能性があるため、倒産の可能性が高まります。企業が倒産すると、売掛金などの債権や借入金が全額返済されない可能性があるため、取引先からの信用がなくなり、事業継続が困難となります。

インデックスですが、インデックス倒産の理由でまとめていますが民事再生法を申請しており、粉飾決算の発覚で倒産しています。(2013年6月27日追記)
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(2)中間決算の大赤字により債務超過

インデックス倒産危機と債務超過について、2013年4月16日のITmedia ニュースが、インデックスが債務超過に転落と報じているので見てみましょう。
インデックスが4月15日発表した2013年8月期第2四半期(12年9月~13年2月)の連結決算は、最終損益が22億6300万円の赤字だった。当初は7900万円の黒字を予想していた。純資産は14億3500万円のマイナスとなり、債務超過に転落した。
インデックスは業績予想を大きく下方修正しており、債務超過に転落していますね。インデックスは債務超過により上場廃止になる可能性があります。

(3)インデックスの業績悪化と債務超過

  • 2013年度中間決算予想 7900万円の黒字
  • 2013年度中間決算実績 22億6300万円の赤字
  • 2013年度中間決算 14億3500万円の赤字の債務超過
インデックスは業績が大きく悪化しており、8億円近くの純資産があったものの22億円を超える赤字により、債務超過になっていますね。

(4)インデックス上場廃止の可能性

同社は第2四半期報告書を期限の15日までに提出できなかったため、大阪証券取引所は監理銘柄(確認中)に指定した。
大阪証券取引所の上場廃止基準は、1年以内に債務超過を解消がありますが、インデックスは経営再建計画を策定するまで、第2四半期報告書の提出を遅らせるかもしれないですね。

(5)主力事業は好調

9~2月期、主力のデジタルゲーム事業では、「アトラス」ブランドの「デビルサマナー ソウルハッカーズ3DS」「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」「世界樹の迷宮IV」を中心に追加注文が予想を上回る水準となり、コンシューマーゲーム分野は売上高・営業利益とも予想を大きく上回ったスマートフォンの普及でコンテンツ&ソリューション事業も堅調だった。
インデックスは、債務超過を発表していますが、主力事業が好調ということは赤字の理由が気になりますね。

(6)営業外費用が債務超過の原因

だがそれ以外の事業が低調に推移し、営業損益は当初予想の2億2600万円の黒字から一転、9900万円の赤字に。経常損益も13億7200万円の赤字、繰延税金資産の取り崩しなどにより最終損益も赤字となった。
インデックスの業績について報道から見てみましょう。
  • 営業損益 予想は2億2600万円の黒字
  • 営業損益 実績は9900万円の赤字
  • 経常損益 13億7200万円の赤字
インデックスの自己資本と債務超過の金額を考えると、経常損益の赤字が致命的となっており、営業外費用に何を計上したのかがポイントになりそうですね。

(7)業績を下方修正後も債務超過か

13年8月期通期の業績予想も修正し、最終損益は16億7700万円の赤字に転落する見通し(前期は4億4700万円の黒字)。
インデックスは業績予想を下方修正していますが、最終損益は中間決算から6億円しか改善していません。
  • 2013年度中間決算 14億3500万円の赤字の債務超過
  • 2013年度中間決算実績 22億6300万円の赤字
  • 2013年8月期 最終損益は16億7700万円の赤字を予想
インデックスは最終損益の予想は、中間決算から6億円赤字が減少していますが、債務超過は14億円以上あるため債務超過が解消しません。インデックスの業績予想は倒産危機を解消しておらず、上場廃止の可能性がありますね。

(8)インデックス子会社の倒産と粉飾決算

インデックス倒産ヨーロッパ子会社の理由を見ると、海外子会社の業績が急速に悪化しており、倒産しています。インデックスは子会社の会社倒産により、純資産を利益剰余金に組み入れることを説明していると思いますが、資産の中身や譲渡先などに言及がないため、かなり気になりますね。

インデックス粉飾決算 上場廃止と倒産危機は、証券取引等監視委員会の強制調査が報道されており、表面化しています。インデックスのヨーロッパ子会社の急激な業績悪化と倒産が何か関連があるのか、今後の報道で明らかになりそうですね。

インデックス粉飾決算の真相は債務超過の回避により、上場維持することが目的でしたが、大株主に創業者の名前があるため、資産価値を守る保身であったと言われても仕方がないですね。インデックス監査法人と粉飾決算を見ると、資産査定を行えば、大幅な債務超過で倒産していた可能性が高いことが濃厚ですね。
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