(1)大王製紙 粉飾決算の方法と海外子会社
大王製紙は、海外子会社の連結外しによる損失隠しを行っており粉飾決算の疑惑があります。大王製紙は、創業家である井川家の影響力排除を行っていますが、新しい経営陣と監査法人の姿勢に対して、疑問を抱く方が多いかもしれないですね。(2)新経営陣の隠蔽体質
その根本にあるのは、現経営陣のコンプライアンス軽視の姿勢だ。佐光正義社長は昨年6月、グループ全体の経営権をめぐる創業家との対立が解消された際の会見で、「コーポレートガバナンスを回復できる」と喜んだ。
しかし皮肉なことに創業家という重石が取れた結果、今度は自らがワンマン社長になり、ガバナンス無視の独断専行経営に陥ってしまったのではないだろうか。大王製紙は、経営陣の変更により、創業家への不正融資事件から建て直しを行っているイメージが普通の人からあったかもしれません。
大王製紙の連結外しによる粉飾決算を見ると、ガバナンス不全の可能性があり、会計不祥事の話が続いていることを考えると、株式投資を行う際は注意するべきなのかもしれないですね。
(3)筆頭株主の北越紀州製紙がインサイダー取引を指摘
22%の筆頭株主である北越紀州製紙からも「大王製紙の関連会社がインサイダー取引をした可能性がある」と指摘され、調査を求められているが遅々として進んでいない。大王製紙の筆頭株主である北越紀州製紙は、大王製紙のインサイダー取引を指摘しており、経営が混迷していることが分かると思います。大王製紙の創業家は、大王製紙事件によって、北越紀州製紙に株式を譲渡していましたね。
製紙業界ランキング製紙業界の動向をまとめましたが、北越製紙は王子製紙の敵対的買収に対して、三菱商事をホワイトナイトとして筆頭株主に迎え入れました。北越紀州製紙は、大王製紙の筆頭株主ですので、大王製紙の不祥事があれば、北越紀州製紙の経営陣は大きな責任を負うことになりますね。
(4)会計不祥事と隠蔽体質
ある大王製紙社員は、「今の大王製紙には、真実を隠そうとする体質がはびこっている」と肩を落とす。本来なら信頼回復の過程にあるはずが、逆に信頼を毀損しかねない一連の疑惑。大王製紙の経営陣はそれに答える責務がある。大王製紙には会計不祥事と隠蔽体質があり、創業家が巨額借入事件の後に引退しましたが、経営体質が悪化している可能性がありそうですね。大王製紙 脱税と金儲けの仕組みに続く。 スポンサードリンク
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